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テネシーワルツのアレンジ&きょうの練習(2010.11.1) [日記&音楽情報]

きょうから11月。来年1月30日の自主コンサートまで3ヶ月を切りました。
11月はコンサートの予定がはいっていないので、とにかくじっくりと曲作りと練習に取り組むことに。

テネシーワルツは三味線のパートは既に出来上がっており、三拍子にもだいぶ慣れてきていましたが、まだ尺八のパートを作っていませんでした。
とにかく今日作って、夜の稽古にもって行こうと、午後はまるまるアレンジに当てました。
尺八はメロディーに対するハーモニーの役割ですが、三味線は基本的にベースラインでありながら結構、メロディックに作ったので、尺八パートは三味線の音を避けながらコードトーンを拾い、かつ尺八パート自体がメロディックになるように心がけて作りました。

そういえば昨日、坂本龍一さんのスコラという番組(NHK教育)でバッハの対位法をやっていたっけ。
私が6歳から10歳ごろまでピアノを教わった先生は、バッハが一番好きでした。
それで私も、ソナチネと並行してバッハの小品集やインベンションを習って、私もバッハが一番好きになりました。
昨日の番組では、バッハの作品を解剖しておりまして、もしかすると私の曲作りやアレンジは、知らず知らずのうちに、バッハの影響を受けていたのかも、と思いました。
三味線は、和音を出せないことはないけれど、基本的には単音で演奏する楽器。尺八も篠笛も単音ですから、OH!ジーンズのアレンジは単音の組み合わせです。
もうひとつのエスニックキッチンというアンサンブルグループも、篠笛とサックスとパーカッションの三人だけで、ベースもコード楽器も使わない編成です。
もう随分長いこと、コード楽器を使わない単音楽器だけの世界に身を置いているわけですが、和音でジャーンとできない編成のアレンジって、どの声部も全部、メロディーになる。そこが面白いのです。
これは確かに、バッハの影響なのかも。

さて、話がそれましたが、テネシーワルツの編曲でした。
ピアノで三声部同時に弾いて音を確かめながらの作業です。
出来上がったものを笛で吹いて、メロディーとしての流れを確認。
どっちにしようか決めかねる場所も残りましたが、とりあえず譜面を仕上げたら夕方6時を過ぎていました。

急いで晩御飯の支度をして稽古へ。

はじめは大畠さん(尺八)にメロディーを吹いてもらい、私が篠笛で尺八パートを重ねてみました。
まあ、悪くはない。
そこに三味線も入れてもらうとサウンドにグッと厚みが出ました。
この状態で10分ほどリピートで練習。その間に、迷っていた部分を修正。

さて、ここから尺八のパートを大畠さんに耳うつしです。
大畠さんは目が全く見えませんので、洋楽系の新曲は独特の覚え方をします。
私が尺八パートをドレミで歌って、それを即座に尺八で吹いていきます。最初はゆっくり、次第にインテンポに。
大畠さんの個人練習用に、私が一人でドレミで歌ったものを録音にもとります。

少し慣れてきたら、インテンポで三味線を入れて、私はドレミで歌い、それをガイドにして大畠さんが吹きます。
半音の連続が多いアレンジですが、指穴の操作はなんなくクリア。さすがです。
あとは練習用に吹き込んだものを聞きながら、定着させてもらえばOK。

今回は、器楽アンサンブルと歌でやりますが、将来的には四声部を全部、アカペラコーラスでやっても面白いかも。一年後か二年後か、そんな風に変身するかもしれません。

練習後半は、からめ節。調子のよい曲です。
歌は飯田さん、私はジャンベをたたきます。

3月のいずみ春の祭典は、プログラム作成のために、曲目を11月13日までに出さなくてはなりません。
テネシーワルツはいずみ春の祭典でもやろうということに。
からめ節も確定です。
あと2曲は、りんご追分、俵積み唄、新相馬節、淡海節などが候補にあがっています。
11/11の稽古の時までに曲目4曲を決定します。

というわけで、今日の稽古はめっぽう密度が濃かったです。
とりあえず、テネシーワルツに目鼻がついてきてやれやれ。
アレンジは楽しいけれど、長時間集中するので、きょうはもうグッタリであります。

一杯やって寝ましょうかね。



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