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緑成会整育園の秋まつりでのコンサート(2010.10.30) [コンサ-トレポート]

台風14号が近づく中、小平市の「緑成会整育園」秋まつりで演奏してきました。
朝からかなりの雨足でしたが、沼ちゃんの車で迎えにきてもらい、11時ごろ国分寺を出発。
11時半ごろ、緑成会病院の前に着きましたが、まわりにお昼ご飯を食べられるお店が見当たらないので、園の担当に電話で問い合わせると、焼そばと豚汁の昼食を用意してくださっているとのこと。
二階に控え室を用意してくださり、そこでお昼をいただきました。豚汁がとてもいいお味で、その豚汁から自家製味噌の話になり、自家製らっきょ漬けの話になり・・・、演奏前になのに、延々と食べ物の話で盛り上がりました。

「緑成会整育園」は、重度の知的障がい及び重度の肢体不自由を合わせ持っている方々が入院する病院であると共に児童福祉施設だとのこと。重い障害をもっている子供からかなりの年配の方までがここで日常生活を送りながら医療サポートを受けている施設です。

きょうは園の秋まつりということで、午前中からイベントがはじまっておりました。
OH!ジーンズの出番は2時過ぎからとのことでしたが、少し早めに会場に行くと、前のグループの演奏が始まったところでした。ケーナやチャランゴ、ギター、サンポーニャ、チャスチャス、太鼓など、南米の音楽を演奏する4人組でした。都内の養護学校の先生たちのグループで、とても上手でした。

演奏スペースの前には、車椅子やストレッチャーに乗った園の方たちがずらりと並び、それぞれ介助の職員さんや保護者の方がついていて、全部で100人以上はいらしたでしょうか。

OH!ジーンズは予定通り、5曲、演奏させてもらいました。
最初のアメジンググレイス、二曲目の大きな古時計は、客席からハミングが湧き起こりました。
三曲目のこきりこは、期せずして手拍子が起こりました。
最初はゆったりしたテンポ、途中で速くなって、またゆっくりになって、また早くなって、最後はゆっくり。
そのたびに、手拍子のテンポもパっとかわってすばらしかったです。
4曲目の花は、なんと畑中が、小物のパーカッションを家に忘れてきたので、急遽、パーカッションのところをクラッピングハンドとジャンベでやることに。
これが逆によかったみたいで、クラッピングハンドにあわせて手拍子がおこりました。
最後の佐渡おけさも手拍子になり、前列に陣取った年配の利用者さんがちが、本当に楽しそうなお顔をしていらっしゃいました。

入園されている方たちは皆、身体に重い障害があるので手拍子はなさいませんが、大勢の介助の職員さんは保護者の方たちが手拍子を打ったり、口ずさんだりして、楽しい雰囲気を盛り上げていました。
マンツーマンでついている職員さんが車椅子の方の肩に手を置いて、曲に合わせてリズムをとっている姿は感動的で、本当にアットホームな雰囲気の中で手厚いケアーがされているなあと思いました。

OH!ジーンズはこれまで、いろいろな障害者施設に呼んでいただいて演奏してきましたが、みなさんのノリの良さにはいつもいつも驚かされます。
本当に楽しく演奏させていただきました。

OH!ジーンズの演奏の後は、今年入った新人職員さんたちの出し物が大ウケでした。

3時過ぎに園をおいとまし、4時前に帰宅。
夕方、一時、木がわさわさと揺れだしましたが、それもおさまり、夜になって雨も上がりました。
台風は上陸せず、夜8時現在、銚子市の南 約140kmあたりを通過しているようです。
このまま東北地方沿岸に近づかず、離れて行ってくれるといいのですが。

月曜日はいつもどおり練習です。
11月はコンサートの予定はないので、1月の自主コンサートにむけて、じっくりと練習です。


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