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あんず苑でのライブレポート~曲のミニ解説は好評のようです [コンサ-トレポート]

昨日は、今年8回目のあんず苑(小金井市の高齢者施設)でのライブでした。
今回も、新曲をとりまぜての演奏。

1.新相馬節(歌:沼下)・・・・・・・・・・福島県
2.越中おわら節(歌:大畠)・・・・・・富山県
3.こきりこ(歌:畑中)・・・・・・・・・・・富山県
4.音戸の舟唄(歌:大畠)・・・・・・・広島県
5.どや節~斎太郎節(歌:畑中)・・宮城県
6.山中節(歌:飯田)・・・・・・・・・・・・石川県
7.南部木挽唄(歌:沼下)・・・・・・・岩手県
8.木更津甚句(歌:飯田)・・・・・・・千葉県
9.テネシーワルツ(インストゥルメンタル)
10.花(歌:大畠、畑中)

越中おわら節は久々の演奏でした。
おわら風の盆(おわらかぜのぼん)は、毎年9月1日から3日。この季節になると、越中おわら節をやりたくなりますね。
哀調のある音色を奏でる胡弓の調べが印象的ですが、OH!ジーンズには胡弓の弾き手はいないので、篠笛で胡弓の雰囲気を出そうといろいろ工夫しています。

音戸の舟唄は、大畠さんの出身地・広島県の曲。漁師だったお父さんが歌っていたそうですから、まさにホンマモノを聞いて育ったのですね。
大畠さんの音戸の舟唄は本邦初公開。普通は尺八だけで伴奏しますが、尺八の大畠さんが歌うので、伴奏は篠笛でつけました。

どや節~斎太郎節は、OH!ジーンズでは沼下さんの持ち歌ですが、第四小学校での指導のため、子どものキーにあわせて畑中が歌いました。
これまた、本邦初公開。キンチョウの夏でしたが、どうにか完奏。しかしまだまだシックリこないなあ。

南部木挽唄、舞台にあげたのは超久々か、もしかすると初かも。沼下さんが情感たっぷりに歌いあげました。

更津甚句は、飯田さん、新しく覚えたばかり。

テネシーワルツは歌を入れないインストバージョン。OH!ジーンズ独自の、どこにもないアレンジでやっています。

最後は、「花」の歌詞カードを配って、みなさんと一緒に歌いました。

今回も、曲について、歴史的な背景や地理・地形の話など、ミニ解説を入れながら進めました。
原則、自分で歌う曲について自分でしゃべって歌うというのがOH!ジーンズのスタイル。
このおしゃべりの間に三味線の調弦をして、調弦がきちんと整うまでトークでつなぎます。
曲についての解説はなかなか好評で、あんず苑のみなさんも、うなずきながらよく聞いてくださいます。

民謡が自分の国の音楽でありながら、今では決して身近な音楽とはいえなくなってしまったのは、曲の背景も歌詞の意味も、現代の生活とかけはなれ、意味がわからなくなってしまった。だから、ただ歌うだけでは何も伝わらなくなってしまった。民謡が廃れていく理由はそこらへんにあるのかもしれません。

そんな中、第四小学校の六年生が、日本の民謡に取り組もうとしているって、凄いことだなあと思います。
ただ曲を歌えるようにするだけでなく、歌詞を歌いながら、目の前に情景を思い浮かべられるよう、精一杯サポートして行きたいと思います。

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