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平成23年度 国分寺市芸術文化振興事業補助 事業評価会に出席しました [東北復興支援の取り組み]

昨年12月11日に、OH!ジーンズ、エスニック・キッチン、ROSSA、日本の踊りを習う会が協力して、東北復興応援チャリティーコンサート&イベントを開催しましたが、このイベントは国分寺市の芸術文化事業補助制度を利用して助成金をもらいました。
事業終了の報告書はすでに提出していますが、平成23年度に助成を受けた全団体が集まって報告を行う「評価会」なるものが5/19(土)の午前中に行われ、ここで報告をしてきました。
これで、助成金をもらったことに関わる仕事は、ようやくようやく全て終了!やれやれ。

事業評価会は、土曜日の朝の9時半から市役所の会議室で。
助成を受けた団体は5団体で、各団体7分以内。助成金額を査定した審査の先生方の質問タイムが10分。
審査委員は行政幹部が2名と学識者が3名。
本当はもう少し多いみたいですが、なんと欠席もいて、しかも、連絡なしの大遅刻の先生もいらっしゃいましたので、その先生をお待ちして開始時刻も遅れてしまいました。

助成金の申請をした際の審査会(プレゼンテーション)の時は、模造紙に書いたものを掲示して発表する形式でしたが、審査会の時は録音や動画を見せて報告することができるとのことで、市の職員さんからも、さかんにDVDを使ったらよいとのお奨めがありましたので、6分57秒のDVDを編集して持参しました。
この審査会の発表はタイムキーパーがいて、7分たつとベルを鳴らされ、打ち切りにさせられますので、もうはじめから6分57秒のDVDを作ってそれを流しました。
動画を切り張りして7分以内というのは、どう考えても無理なので、写真を一画像5~6秒のスライドショーにして、mp3の音声をバックに流したものを作成。
DVDが出来上がったときにYou Tubeにアップロードし、ここでご紹介したこれでございます。



パソコンとプロジェクターとスクリーンは市役所のほうで用意してくれましたが、音響設備は無いとのこと。ノートパソコンから出る音だけでは音がショボすぎて、音楽DVDは台無しなので、パソコンに接続する小型のスピーカーも持参。

さて、審査員の先生と行政幹部職員の評価はといいますと、DVDの中身に対しては「ホロリとしました」との弁もあり、よかったようです。

助成金の申請をした際の審査会(プレゼンテーション)の時、私たちの事業は「事業の将来像が見えない」という大変低い評価をされ、申請した3万円がみとめられずに、1万円に削られたという経緯がありました。
この経緯を踏まえて、行政幹部職員の審査員から、「その後の事業の発展は?」という質問がありました。

これに対して私は、「事業の発展系が示されていないということで非常に低い評価をされてしまったが、災害支援の取り組みというものは、時間によって刻々とかわっていくニーズを踏まえて対応していくことが重要であって、そもそも将来像や発展系を事前に示すことが難しいし、私たちは何をやります!!!と夢を語れるような種類の事業ではない。はしゃぎ過ぎは厳に慎みたい」という私の持論をまずは述べさせていただきました。
これについては、その場にいた審査員はうなずいていましたので、この場になってようやく理解はされたようです。

しかし実際には東北支援の取り組みはその後も続いており、いろいろな反響もいただいています。
12月のコンサートを開催したのち、東北地方の民謡や芸能、オリジナルの歴史物語など東北モノの作品群を中心に「東北復興応援作品」と位置づけ、音楽を通した東北復興応援に取り組んでいることや、制作した東北応援CDも順調に売れて義捐金として蓄えられていること、12月のコンサート以降、万葉花まつり実行委員会から、薬師堂コンサートにおいて東北復興応援作品の上演を依頼されるなどの反響もいただいていることなどを説明。

その資料として、「2011年12月11日のチャリティーコンサート以降も継続中の、音楽を通した東北復興応援活動について (OH!ジーンズ報告資料)」を配布し、「多摩・東京アクション レポート」の1号から3号や、東北復興応援作品上演のプログラム等も添付。

2011年12月11日のチャリティーコンサート以降も継続中の.doc

紙ベースの「多摩・東京アクション レポート」の発行については、お褒めの言葉をいただき、審査員のお一人は、東北応援CDも一枚お買い上げくださいました。

事前審査の時は、「何ができるかわからないような市民グループに税金使って助成はできない」だの、「東北復興応援が国分寺市民の利益にはならないから、税金使って助成はできない」だのとい、市民の芸術活動についての不勉強はなはだしく、失礼きわまりない、かつ、頓珍漢過ぎる審査員もいて、この審査委員に市から払うお金のほうがよほど無駄だと思ったりしましたが、評価会のほうはそういう意見は出ませんでした。

ともあれ、福祉や学校教育や公的事業において音楽活動実績のある市民グループが企画し、音楽を通して東北復興応援と東北の文化への共感を市民がともに考える集まりを開催しようとしたことに対し、行政が金額はわずかでも、コンサート事業の意義を認め助成を行ったという事実については、市民からの評価も得られるのではないかと思います。

しかし残念なことに、平成24年、この助成制度は中止となりました。
国分寺市は今年度、15億円の予算削減をしなければならないということで、芸能文化に関わる事業はことごとく削除。これこそが、国分寺駅北口再開発のあおりです。
はっきり言って、「文化」しか売りのない国分寺市にとって、これはまさに自殺行為以外の何モノでもありません。
助成金を受ける条件として「継続性」を言っていながら、行政のほうが継続できない事態となりました。
「お金以外の支援は検討する」のだそうですが、行政の言う「検討」というのは時に、結論を出すための検討ではなく、検討し続けるだけの検討ということもあるので、さてどうなることでしょう。
具体的な策を早く示してほしいものです。


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